株式会社アンドファームユギ

FIO直売所「ジューク・ジューク」名前の由来

2016年09月26日

昨年、2015年11月28日に八王子・堀之内にFIO野菜の直売所「ジューク・ジューク」がオープンしました。11月は、様々な種類のカラフルな野菜が並びました。

今まで、○○マルシェやイベントなどで販売していたのがほとんどであり、日常的にFIO野菜が買える場所がなかったため、念願の直売所を作ることになりました。その名前を「ジューク・ジューク」と付けましたが「ジューク?」「19?」とFIOと何が関係があるのか、いまいち説明がされていかなったので、ここで改めて名前の由来をご説明します。

「ジューク・ジューク」とは

現在、FIOが拠点を置く八王子市堀之内の寺沢という地区は、多摩ニュータウンの開発区域内にありました。多摩ニュータウンは、多摩市、稲城市、八王子市、町田市の4市にまたがる日本最大級の住宅開発で、その開発をする際、21の住区に分け開発が進みました。その19番目の住区が堀之内で「19住区」と区分けされることになります。

本来19住区は、周りの多摩ニュータウン開発と同様に土地をすべて買収し、住宅や道路を作り、町を作っていく計画でした。しかし、この堀之内・寺沢地区の鈴木牧場の鈴木昇さんをリーダーに4軒の酪農家が結束し、また地域住民らと共に農村里山を残す運動が始まりました。この時、多摩ニュータウン開発を単に反対をしていたわけではく、里山・酪農を残しつつ、新しい町を作り、新しい住民と元々の住民とが共に関わり合いを持ち、共生できる町ができないのかを提唱していました。

その結果、堀之内の酪農地帯の約4.4haが多摩ニュータウン開発計画から除外され、変わりなく酪農・農業が続けられる地域が守られました。19住区は、酪農を営んでいた中央地区と東山地区と西山地区の3つの地区に分け計画されました。その東山地区と西山地区(越野)は、これらの住民運動を踏まえ、計画が見直され、家一戸あたりの面積、庭の作り方、街路の整備などが里山と調和を考えたものに変更され開発されました。また、ここを取り囲む山は、八王子市の里山公園として維持されたり、大学が所有したり、東京都の里山保全地域に指定をし、守られてきました。

こういった今までの活動が語り継がれるようにと、「19住区」の読み仮名を使い、直売所を「ジューク・ジューク」と名付けました。

皆さま、ぜひ堀之内のFIO直売所「ジューク・ジューク」へ遊びにきてください。

お待ちしております(^^)/
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