株式会社アンドファームユギ

なぜ、農業を始めたのか。しかも東京で。

2014年02月11日

こんにちわ、FIO代表の舩木です。

大学を卒業してから農業を始め、いつも周りの人から「何で農業を始めたの?」と聞かれます。雑誌等の取材でも「新規就農したきっかけは?」と、初めてあった人には必ず話します。今、なぜ農業を始めたのかをココで改めて書きたいと思います。

意外かもしれませんが、「農業をやろう」と思ったのは、大学4年生の秋です。それまでは、農業をやる気持ちは全くありませんでした。都立農業高校では、造園を学んで、東京農業大学では、森林・林業について学びました。(余談ですが、大学時代は、美術部に所属して絵ばかり描いたり、同じ学科の友人と飲み行ったり、夏休みは毎週旅行に行ったりしてました。)

大学卒業後は、造園会社か建設会社に入ろうと考えて就職活動をしていました。しかし、会社の色々と話を聞いて行く段階で、自分の考える商品の売り方や理想とするものが違うと思い悩んでました。そして、「自分は果たして何がやりたいのか」と考える様になり、その結果、自分は「町を活性化したい」「まちづくりをしたい」と思いました。でも、どんな方法でやればいいのか?市役所に入る?JAに入る?いくつか調べました。そこで先ず、「まちづくりには何が必要か」「自分の強みは」の二つを考えました。この二つの共有の答えとして出たモノが「農業」でした。

まちづくりになぜ農業が必要かと言いますと、農業は一次産業であるからです。0から1にする産業であり、町の歴史を作って来たのは、農と食だと考えたからです。もう一つの自分の強みとしての農業は、今まで農業高校から東京農大ときて、生業としての農業を経験していないのは、もし農家さんと対話するとき農家さんの気持ちになれないと考えたからです。そして、自分自身が農家になり農業の視点から町を魅力的にしていきたいと思いました。これが農業を始めた理由です。

あと、なぜ東京で農業を始めたかと言いますと、

農業生産だけで考えたら、もちろん農地が出来るだけ広い方が生産性が良いのは当たり前です。しかし、私がやりたかった農業は、農業を生活の身近な存在にして、町の活性化の一つの手段として位置付けています。また、人口多い東京でやる都市農業に意味があります。東京の情報発信の力がどうしても必要でした。それは、様々な業界・分野の協力者・仲間を集める為です。

昨年からは、FIOを活動していく中で同じ思いを持って来てくれる方が増え、「農業で何か面白いことやりたい」「自分の住む町を楽しくしたい」など、FIOの思いを共有してくれる仲間・協力者がだんだんと集まって来てくれることに大変嬉しく思っています!2014年は、またもっと勢いのあるメンバーで突き進んでいきたいです!

 

フナキ