株式会社アンドファームユギ

FIOメンバーインタビュー:荒木宗弥

2016年09月30日

道具等の紹介

 Q1 まず、簡単に自己紹介をお願いします。

荒木宗弥 埼玉県熊谷市出身
(40℃を超える暑い街で育ち熱いパッションを持っているが熱中症には極めて弱い)

冴えない中学生活を送っていた某少年は、ひょんなことから農業高校に入学し農業に触れ合う。その後農業大学に進学し、ますます農業の魅力に取り憑かれる。大学卒業後、週末にFIOの某メンバーと農作業を行うようになり現在に至る。

平日はFIOではない別の農業関係の職場で働いており、週末だけFIOとして働いています。平日の仕事もFIOの仕事も共にリンクしている部分は多く、毎日農業に係っている状態です。

つまり荒木宗弥という人間は農業が好きなんですよ。


Q2 最近気になること、または熱中していることは?

元々唯一の趣味が音楽なのですが、最近ではフィールドレコーディングの音楽等にハマッている影響もあり、農業の音を自分でも録音してみようかと思っています。

いろいろなジャンルの音楽(ロック・ジャズ・クラシック・エレクトロ・民族楽器・アニソン等)を聴いているうちに自然の音が一番いんじゃねって思い、農作業しながら畑の脇の川の音や虫の音、草刈機の音や動物の鳴き声等に耳を傾けて聴いています。

試しにミツバチの羽音を録音したので下のボタンをクリック下さい。

① 巣門にて(ハチの巣箱の入口・ハチが羽ばたく場所)

② 内検中(ミツバチの巣を開けて中を確認している作業のこと)

・・・ぶ~ん、ぶ~ん・・・ぶんぶんぶ~ん・・・
(ボタン押しても聴けない人のために↑こんな音が入っています)
ねっ、 落ち着く良い音でしょ!! ハチの機嫌の違いがわかりますか?


Q3 フィオでの役割、仕事は?

なんでも屋に近いところはありますが、主にハチミツの生産(養蜂)分野です。

高校時代は野菜の生産が主であり、大学時代は養蜂を学んでいたため、野菜とハチミツという二本柱を持つFIOでは生産分野の仕事に携わる事が多いです。しかしFIOでは生産のみならず、販売やイベント分野も行っており、何でもこなせないと仕事にならない部分もあります。

最近では直売所のコーディネート的な事も担当しています。正直現在客数が伸び悩んでいる直売所ですが、まだまだ無限の可能性を秘めていると思いますので、皆でアイデアを出し合って売り上げに貢献していきたいと考えています。


Q4 フィオのメンバーになったきっかけは?

以前は農業とは無関係の職種についていたのですが、高校・大学で学んできた農業にもっと触れていたいという思いを募らせていたそんな頃、FIOの某メンバー(大学の同級生)が新規就農を目指し農業を始めたと聞き、週末のみ農作業や販売を手伝わせて頂くようになりました。

そんなこんなでFIOが設立され、活動日数が増えていくうちにいつの間にやらFIOとして仕事をするようになりました。


Q5 フィオのここがステキだ!

FIO(農業の)ステキなところ語ります。

農業にスローライフを求めたり、人付き合いが苦手だから農業をしたいと言ってFIOを求めて下さる方々がまれにいらっしゃいますが、はっきりと断言します。農業はハードライフです。農業は地元の農家さんとの人付き合いをしっかりしていないとその場所ではやっていけません。

農業は肉体労働です。農業は年中無休です。天候や気象状況に大きく左右されます。1回の台風で全てがパーになる事もあります。当然収入も左右されます。病気等で腐った野菜も片付けます。手間暇かけても売れ残った野菜が多いと処分します。日の出と共に作業します。夜遅く日が変わっても作業続けます。真夏の炎天下でも汗だくになりながら作業します。雨でびしょ濡れになりながら作業します。台風や強風で飛ばされそうになりながら作業します。真冬の降雪のなかで手が悴みながら作業します。堆肥まみれで体中に臭いを染み込ませながら作業します。田んぼで泥まみれにもなります。

FIOは土木作業も行い、スコップ片手に何メートルも水路を掘ります。山にも入り樹木を伐採・伐根します。重い切り株運びます。 牧場等の施設の改修工事や塗装等、重労働も行います。トラクターや草刈機、その他危険な機械や工具も使用します。夏場は草刈しても草刈しても、次々に草が生えてきます。カボチャやダイコンの収穫では重い物を何往復もして運びます。

FIOは無農薬で行っているので、葉っぱの裏に無数の虫が付着していることもあります。手のひらサイズの芋虫もいます。害虫害獣駆除もします。スズメバチとも戦います。マルシェで大きな声と笑顔で販売しても無視や素通りされます。飼育している動物の世話も欠かさずします。大事に飼育している動物を手放しもします。時には飼育している動物が食肉として出荷されます。

以上まだまだ書ききれませんが、これが僕が経験してきたFIO(農業)の魅力であり素敵なところだと断言します。大変と感じるか魅力と感じるかはあなた次第です。

畑のとなりに巣箱を設置しています。


Q6 フィオのメンバーとして、これを形にしていきたい!ということは何ですか?

・生産基盤の拡大
・販売先の拡大
・顧客の固定化
・安定生産
・高品質化
・知名度アップ

つまりは農業によって今より会社を大きくし、収益にも結びつかせる事が僕が大きな目標としている事でもあり、形にしていきたいと考えている野望です。 一番は自分自身の農業知識・技術の向上ですが。

「No music No Life
No Agriculture No Life
僕の人生 農life」

以上、ご清聴頂きありがとうございました。